足立氏館跡
16世紀に足立又助昌成が築いた居館跡。
昌成ははじめ織田信長に仕えていて、尾張国に住んでいたが、その後、豊臣秀吉に仕え、河内国善根寺村に移住して足立氏館を築いた。
昌成は豊臣期大坂城の築城の際、石奉行に任じられ、生駒山から多量の石材を切り出した。
その子の仁兵衛宗佐も徳川期大坂城の修築の時に普請奉行に任じられ、石材を多量に切り出した。
現在、付近が住宅化されているなか、遺構はとても良く残っている。
方形の館跡を囲むように水堀が完存しており、所々に石積みがみられる。
(石積み)
(館跡西側にある説明板)
また、館跡の近くにある春日神社には徳川期大坂城の刻印付き残石がある。おそらくは足立仁兵衛宗佐が切り出したものだと思われる。
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