スキップしてメイン コンテンツに移動

徳庵城跡(大阪府東大阪市)

 徳庵城跡 
東大阪市稲田付近が推定地。
築城年代などの詳細な歴史は不明だが、建武年間に楠木正行の家来の井賀和泉守源義明が城主だったと言われてる。
城跡推定地付近は宅地化されており
遺構はもちろん碑や説明板もない。
*
JR徳庵駅の北西に位置する八幡神社(大阪市鶴見区諸口)は井賀和泉守が徳庵城を居城にした時に定めた祈願所で、その時に神社に五十石を寄進したという。
八幡神社の由緒書に徳庵城について記されており、唯一の城の痕跡である。
(八幡神社の由緒書)

コメント

このブログの人気の投稿

足立氏館跡(大阪府東大阪市)

 足立氏館跡  16世紀に足立又助昌成が築いた居館跡。 昌成ははじめ織田信長に仕えていて、尾張国に住んでいたが、その後、豊臣秀吉に仕え、河内国善根寺村に移住して足立氏館を築いた。 昌成は豊臣期大坂城の築城の際、石奉行に任じられ、生駒山から多量の石材を切り出した。 その子の仁兵衛宗佐も徳川期大坂城の修築の時に普請奉行に任じられ、石材を多量に切り出した。 現在、付近が住宅化されているなか、遺構はとても良く残っている。 方形の館跡を囲むように水堀が完存しており、所々に石積みがみられる。 (石積み) (館跡西側にある説明板) また、館跡の近くにある春日神社には徳川期大坂城の刻印付き残石がある。おそらくは足立仁兵衛宗佐が切り出したものだと思われる。